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ゆっくり振り返って寺島の顔を見下すと




――――え‥‥っ？




思わず寺島を見る目を見開く。




‥だって。




視線の先で眠ってる寺島の表情はさっきまでの健やかな寝顔から一転。


眉間に皺を寄せて険しい顔に変化してたから。



俺はベッドの傍に膝間付いて寺島の顔を覗き込みながらそっと優しく頭を撫でて




「大丈夫だから。

大丈夫‥‥」




何が大丈夫なのか言ってる自分でも分からないけど、何とか寺島の険しい顔が穏やかになるよう少しでも気持ちが落ち着けばと耳元で囁く。






「大丈夫だよ。愛結‥」






寺島の彼氏に成りきって‥‥。