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「やっぱ、ここ最高だなー」



岡田は屋上の手摺に寄り縋りながら両手を後頭部に当てて空を見上げる。


それに釣られたワケじゃないけど、私も空を見上げる。



空はライトブルー色の淡い青空が広がっていて、
真っ白い綿のような雲が風に乗ってくっついたり離れたり。

真ん丸な形から楕円に変わり、風と共に様々な形に変化させながら流れてる雲を見つめてると、さっきまで岡田でイラッと来てた心も自然と穏やかになる。


キラキラと眩しく光る太陽を目を見て



今年の夏は暑そうだなぁ‥・



なんて思いながら眩しくて目を細めると





「俺、寺島の事が好きだから」





何の前触れも無しに唐突に前から岡田に言葉を投げられて。

全く想定してない言葉に思わずドキッと心が跳ねる