運命の誘惑
第20章 遠足と・・・・
着いた場所は当然ながら周りは木々に囲まれてて、人間1人通れるくらいの獣道。
すぐ下には川が流れてるのか水音が静かな山中に轟く。
私と奈菜を囲む木々は風に吹かれてザワザワと音を立ててるけど、
私の心の中も‥・ザワザワと音を立てる。
「ねぇ?少し戻った所に広くて話やすそうな場所があったじゃん?
何もこんなとこじゃなくても‥ね?」
何となく。
漠然とする“嫌な予感”を無いモノにしようとワザと普段以上に明るい声で奈菜に言葉を向ける。
だけど。
「ここでいい。」
低い声で一言だけ返されて、何も言えなくなってしまって。
思わず生唾をゴクリと飲み込む。
すぐ下には川が流れてるのか水音が静かな山中に轟く。
私と奈菜を囲む木々は風に吹かれてザワザワと音を立ててるけど、
私の心の中も‥・ザワザワと音を立てる。
「ねぇ?少し戻った所に広くて話やすそうな場所があったじゃん?
何もこんなとこじゃなくても‥ね?」
何となく。
漠然とする“嫌な予感”を無いモノにしようとワザと普段以上に明るい声で奈菜に言葉を向ける。
だけど。
「ここでいい。」
低い声で一言だけ返されて、何も言えなくなってしまって。
思わず生唾をゴクリと飲み込む。