テキストサイズ

運命の誘惑

第4章 転入生

――学校終わり。



帰ってから疲れて横になった瞬間、睡魔に負けて寝ちゃってた時に入ってた留守電。



起きてすぐ恭にかけ直すと




『愛結ぅ‥起きるの遅いし』




イジケた声が第一声耳に届いた。



「ごめん!!恭…寝ちゃってた」



申し訳なく謝ると、恭は電話口でふふっと笑って



『寝てたの知ってるし。寝坊助愛結だし。』



と言って




『愛結、少しだけ出ておいでよ。』


「え?」


『俺、愛結んちの前の海に居るんだー。』




‥‥え?!




『だから早くおいで?』




私は携帯を耳に充てたまま家から飛び出して、真ん前の海へと走った。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ