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運命の誘惑

第23章 月命日の夜

いつもは岡田がピンポンと鳴らして出るんだけど今日は私が岡田を待ってようと決めた私。



いつもより早い時間に恭に



「行って来ます!恭、後でね?」



挨拶をして家の前の道で岡田が来るのを待つ。



‥何か。いつもと逆の事をしてるだけなのに見慣れた景色もどこか違って見える。


って、ただの気のせいなんだろうけど。



なんて事を思いながら通勤で急ぐ人やワイワイと楽しそうに通学する人達を眺めてると、

突然頭上に重力を感じて、ゆっくりと見上げると




「おっす!」




ニカリと笑う岡田がそこに居た。




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