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運命の誘惑

第23章 月命日の夜

「何で今日そんな早くにスタンばってんの??」


「別に意味はないよー?」


「ふーん?」


「‥‥何よ」


何かものすっごく怪しんでない?
その顔‥・・。



「いやー俺に少しでも早く逢いたくて待ってるのかと‥」


「んなわけないでしょーが!」


「ですよね~!」



岡田は眉を下げてハハハと苦笑。




‥・嘘。


ホントは少しだけ当たってたりする岡田の言葉。




昨日一睡もしないで考え出した答え。



今日1日だけは岡田の事、好きだという自分を認めよう。


恭の所に行くまで、今日だけは岡田の事を好きで居よう。


恭の所に行って全て忘れよう。



そう決めたから、今日は最初で最後。


いつも待たせてばかりいた岡田を

私が待って居たかった。



だから岡田の言った言葉は強ち間違いじゃないけど恥ずかしいから認めてやんない。

















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