テキストサイズ

運命の誘惑

第23章 月命日の夜

学校へ着くまでの間、

距離が縮まった岡田は終始ニコニコ。
私は終始ドキドキ。



そんな私の気持ちに当然気付くわけがない岡田はいつものように急に後ろから抱き着いて来たり



「おはよー」


「おはよー!汐生!愛結!」


「相変わらず朝から夫婦で登校?」


「はっ!?元ちゃん何言っ「でしょー♪俺ら超仲良し夫婦なのー♪」

「ちょっとっっ!!」



そう言って私の左肩をグッと引き寄せて私の右頬と自分の左頬をくっつけて
ニッカリと笑ったり。


その都度、心臓が口から飛び出そうな程ドキドキバクバクしてしまって。


平常心保たなきゃいけないのに



「あれ?珍しく顔真っ赤じゃん」


「はっ?!んんんんなわけ!?」




岡田への気持ちに気付いた事を凄く後悔した。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ