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運命の誘惑

第29章 真実

そうだそうだ!と1人で納得したのも束の間。


何故恭のお母さんがここに居るのかという疑問がまた再浮上。


お母さんは1歩1歩更に近付いていて、顔がはっきりと確認出来るような距離。


彼女の姿を捕えて一旦落ち着きを戻した鼓動は再び動悸始める。


一瞬、忘れかけてた恭のお母さんの言葉がまた頭に浮かんでギュッと胸が苦しくなる。




ど‥どうしよう‥‥・



‥・‥・怖い





「岡田、ごめん私そろそろ‥・・」




恭のお母さんから逃げるようにその場から去ろうと1歩家へ踏み出した時








「汐生!!」








恭のお母さんの声が飛んだ。





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