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運命の誘惑

第29章 真実

―――――――え‥‥?




思わず足を止めて岡田を見る。



“汐生”‥・?



岡田は私の両肩をグッと掴んで、力強い視線で真っ直ぐ私を見つめながら




「寺島、落ち着いて聞いて?俺は‥「汐生!!」





岡田は彼女の声にビクッと肩を震わせて、更に大きく見開いた瞳を揺らす。


私も岡田の揺れる視線に合わせて瞳を揺らす。






‥‥・何で‥?

何で恭のお母さんが岡田を‥‥?






恭のお母さんは気付けば岡田の真後ろまで来てて




「汐生、こんなとこで何やってんの?」




岡田にごく自然な風で話掛ける。




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