運命の誘惑
第29章 真実
―――パタン‥
玄関のドアを閉めてそのままドアにもたれ掛かりながらリビングを見渡す。
‥・つい。
ついさっきまで凄く幸せで、凄く温かい空間で凄く楽しかったのに。
今は一気に真逆。
まるで天国と地獄。
“恭は俺に兄ちゃんなんだ”
「寺島」
ドアの向こうから岡田の声がして思わず心が震えハッと息を飲む。
「そこに居るんだろ?
1つだけ‥これだけは言わせて。
俺、本当に寺島の事が好きだから。
これだけは紛れもない真実だから。それだけは分かって欲しい‥。
また明日来るから…‥。」
岡田はそれだけ言うと帰って行ったのか足音が遠退いて行った。
玄関のドアを閉めてそのままドアにもたれ掛かりながらリビングを見渡す。
‥・つい。
ついさっきまで凄く幸せで、凄く温かい空間で凄く楽しかったのに。
今は一気に真逆。
まるで天国と地獄。
“恭は俺に兄ちゃんなんだ”
「寺島」
ドアの向こうから岡田の声がして思わず心が震えハッと息を飲む。
「そこに居るんだろ?
1つだけ‥これだけは言わせて。
俺、本当に寺島の事が好きだから。
これだけは紛れもない真実だから。それだけは分かって欲しい‥。
また明日来るから…‥。」
岡田はそれだけ言うと帰って行ったのか足音が遠退いて行った。