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運命の誘惑

第31章 闇×真実=・・   *汐生side* ②

「どう忘れるかよりも、どうその女以上のヤツを見つけるか。

そっちに励んでみたらいいんじゃねーの?」


「え?」



光の話を聞きながら光がウイスキーを少量入れたコーラをグイッと一気に飲み干す。

喉から胃へと何やら冷たいモノを飲んでるのに熱いモノが流れてるような変な感覚。



彼女以上の女‥?



「お前さぁ、今までその女忘れるために色んな女と付き合ってたんだろ?」


“うん”と言わんばかりにコクンと頷く。


「で、結果全くもって惨敗」


コクン。



「だから逆をやってみろよ」


今度は“え?”て風に首を傾げる。


「自分から彼女以上のヤツを探す。それしかねぇだろうが。

そもそも恋を忘れるのは次の恋なんてどうせ篠原辺りが騒いでたんだろうが?」



おぉ‥。

ズバリその篠原が騒いでたんです。光君。







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