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運命の誘惑

第32章 闇×真実=・・   *汐生side* ③

俺は泣きじゃくる母さんから何とか病院名を聞き出して、直ぐ近くにいたタクシーに乗って病院へ向かった。



その間、全身の震えが兎に角止まらなかった。



まさか‥‥

まさか‥・




『汐生、恭が事故に巻き込まれて‥・危ない状態だって先生が‥・』



まさか恭が‥‥・?




‥・・んなバカな。

何かの間違いだろ?

いつもの悪ふざけだろ‥?





とにかく一刻も早く恭の元に急がなきゃ!!





「すみません、もっと車飛ばしてください!!兄が―――‥‥!!」










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