運命の誘惑
第32章 闇×真実=・・ *汐生side* ③
ガラッ
病室へ入ると恭の周りには普段目にしないような機械が数個設置されてて。
恭にも今まで生きて来た中で付けた事もないようなコードも恭には取り付けられてて。
俺が分かるのは良くテレビで観る酸素マスクの名称くらい。
俺の目の前には本当にほぼテレビで良く観る…‥・あまり良くない光景が広がってて思わず息を飲み込む。
しっかり力入れてないと震えてしまいそうな足を1歩踏み出し恭の傍に寄って恭の顔を覗き込んで。
少し爪の中に血らしき物が入ってる手をそっと握る。
「きょ‥・恭‥‥‥?」
少し頬を切ってるのか顔はガーゼを当てられてる程度でその他は綺麗なままの恭は酸素マスクを付けたまままるで寝てるようだった。
だからこそ錯覚してしまう。
「何やってんだよ‥‥。母さん泣いてるぞ?こんな時まで悪戯してないで早く起きて来いよ」
いつものように恭は悪戯で脅かしてやろうとしてるんじゃないかって‥‥‥。
病室へ入ると恭の周りには普段目にしないような機械が数個設置されてて。
恭にも今まで生きて来た中で付けた事もないようなコードも恭には取り付けられてて。
俺が分かるのは良くテレビで観る酸素マスクの名称くらい。
俺の目の前には本当にほぼテレビで良く観る…‥・あまり良くない光景が広がってて思わず息を飲み込む。
しっかり力入れてないと震えてしまいそうな足を1歩踏み出し恭の傍に寄って恭の顔を覗き込んで。
少し爪の中に血らしき物が入ってる手をそっと握る。
「きょ‥・恭‥‥‥?」
少し頬を切ってるのか顔はガーゼを当てられてる程度でその他は綺麗なままの恭は酸素マスクを付けたまままるで寝てるようだった。
だからこそ錯覚してしまう。
「何やってんだよ‥‥。母さん泣いてるぞ?こんな時まで悪戯してないで早く起きて来いよ」
いつものように恭は悪戯で脅かしてやろうとしてるんじゃないかって‥‥‥。