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運命の誘惑

第32章 闇×真実=・・   *汐生side* ③

母さんを【闇】から抜け出す事は想像通り安易な事じゃなくて。


何かしても何か言っても母さんから発せられる言葉はずっと変わらず





「あの男が‥あの女のせいで‥・!!」




それでも俺はとにかく母さんの傍で支え続けた。


学校は流石に変わるわけには行かなかったけど学校が終わると真っ直ぐ母さんの家に向かって恭の部屋で寝たり。


休日という休日は全て母さんと一緒に過ごして、別に


「母さんがそんなだと恭が悲しむよ?」


なんて言葉を別に言うわけでもなく、



「今日は天気が良かったねー」


「今日サッカーで得点王だったんだ!」




俺の日常をただベラベラと喋った。


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