テキストサイズ

運命の誘惑

第36章 勇気の一歩

500メートル走。


元の話によると中盤辺りまではいい感じで1位キープしてたらしいんだけど、
最後の最後、あと2メートルくらいの場所で追い越されたらしく2位という結果に終わった。



岡田は私が2位なのがどうしても悔しいみたいで、



「アイツ‥扱けるようにトラップ仕掛けとけば良かったかもな‥

しくじった!!!」



なんてバカな事を言ったりしてるけど、当の本人の私は大満足。



順位とかが問題じゃなくて



“走れた事”



それが私にとっては大きな1歩だから。



走ってる間、怖いとか不安とかそういう気持ちは一切心には浮かんでこなくて、

浮かんで来た感情は、






気持ちいいい‥‥・







これだけだった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ