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運命の誘惑

第37章 大切な彼

「何で恭にジェラシー?!」


え?マジで意味が分かんないんですけど?!


「だってぇ‥・・」


‥いや。

だからその恨めしい顔は何。



「“だって”、何よ」


「だっていつもよりメイクも服も可愛すぎじゃん!!!」


「は?!」


「俺とのデートは部屋着風な超ラフでどスッピンで目なんか腫れて‥」



って岡田は1人がイジケながらブツブツもはや独り言。



‥いやいやいやいや。
ちょっと待て。



「だからあの時メイクも取れてるから嫌だって言ったじゃん!

なのにそのままデートに直行したの岡田じゃん!」



「うん、だってスッピンだろうが何だろうが寺島は可愛いもん」


「なっ‥・ッ!!」




イジケの次は褒め殺し?!!










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