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運命の誘惑

第37章 大切な彼

――――ガタンゴトン・ガタンゴトン‥




電車に揺られながら窓の外を見る。


海沿いを走る電車からは当然窓の外は蒼緑色した海が一面広がっていて、

太陽の光・風、両方が合わさってキラキラ海面が輝く。





―4年前。




2度と帰らない。

2度とこの電車なんかに乗らない。



そう心に誓ってこの景色を眺めながら電車に揺られた。




それなのに4年後。



まさかこの景色を見るような日がくるなんて全然想像もしてたなかった。




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