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運命の誘惑

第37章 大切な彼

岡田は気を利かせてくれて。


“俺、向こうに居るからゆっくり恭と話しな?”


ってニコリと笑って言ってくれた。




1人、恭のお墓の前に残った私は恭のお墓にもう1度触れ、




「恭の温もりと一緒だね」




時がどれだけ経っても色褪せる事のない“恭の温もり”を感じながら、

恭のお墓を優しく撫でる。



私は鞄から恭が愛煙してたマルメンの煙草を撮り出して




カチャッ




火を点けて線香の場所へ置いた。





「恭が止めれなかった煙草。

持って来てたげたよ?」




“止めるって言った癖に!”


“止めてたんだよ?1週間”





「ごめんね?‥・恭」









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