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運命の誘惑

第37章 大切な彼

恭にずっと謝りたかった。


直接‥


ちゃんと謝りたかった。




―あの日、禁煙してなかった事で怒って恭が後ろで何度も呼んでた声を無視して走り去ってしまった事を‥。




ずっと、謝りたかった





恭は一生懸命私を探してくれて走り回ってくれてたのに‥


私は携帯の電源を切ってさっさと家に帰ってた事を…。





ずっと、謝りたかった





恭が瀕死の時‥

救急車で運ばれてる間、私の名前を呼んでくれてた時




私が傍に居てあげれなかった事‥





‥っ、






「恭…ごめんね‥‥・?」






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