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運命の誘惑

第38章 2度目の誓い  *汐生side*

恭のお墓を後にして。



寺島の元へと行くと、彼女は俺に気付いてフワリと可愛い笑顔を浮かべながら軽く手を振る。



その姿がバックにキラキラと水面を輝かす海と重なって凄く綺麗で



ドキッ



心が跳ねる。




「待った?」


「ううん!ずっと海眺めてたから」



そう言う彼女の顔からはすっかり涙は消え、

朝、綺麗にメイクしてたメイクも一緒に消えてて





「いつもの寺島の顔に戻ったな」



「えっ!?!?」





普段のほぼスッピン寺島に逆戻り。


それでも十分可愛いと思う俺はやっぱり惚れた弱みなんだろうな。



なんて。




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