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運命の誘惑

第39章 光

「ちょ‥・!コケるって!!」

「大丈夫だって~♪」



岡田は私の手をギュッと握ったまま海岸へ下る道を全力で駆け降りる。


最初は余りの急斜面を全力で駆け降りてく岡田に恐怖を覚えた私だったけど‥




「ほら!!岡田早くっ!!!」


「うわっ?!うわっ?!!ちょ‥寺島っ‥速すぎぃぃぃいい!!!」




形勢逆転。



私が岡田を引っ張り下る。


凄い斜面で足場も悪くて本来なら怖いハズなんだけど、何だろう‥



岡田と手を繋いでるからか全然怖くなくて、寧ろ凄く楽しくて。


海岸へ辿り着く頃には2人で



「キャ――ッ!!」


「ぃやっほ――いッ!!」



ケタケタ笑い騒ぎながら駆け降りて、終着点



砂浜へ2人で勢い余ってダイブ。








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