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運命の誘惑

第39章 光

ゼェゼェ・ハァハァ息を切らせながら砂浜に寝転ぶお互いの姿を見て




「「プッ!!」」



岡田と一緒に大爆笑。




「砂だらけじゃん!」


「岡田が思いっきり走るからでしょ!?」




なんて、全身砂だらけになりながら

私は空で堂々と強い光を放つ太陽に向け手を伸ばし翳す。



指の隙間から零れる太陽の光に目を細めながら





“俺が光に導いてやる”





岡田が言ってくれた言葉を思い出して胸の奥がキュンと温かくなる。



この言葉通り、私は闇から抜け出して今、ちゃんと光の元に生きてる。



いつも私の事ばかり考えてくれてる岡田に全ての感謝を返すために私がすべき事は







――2度と光を見失わない事。








岡田がいつも体を張って私にもう1度照らしてくれた“光”


これを見失ってはいけない。



これが1番の支えてくれた人達への恩返しになるんだと思う。







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