運命の誘惑
第41章 番外編
「寺島が桜が好きだからだよ」
―――――えっ…?
思わず岡田の顔を見上げる。
私が桜が好きだから…?
え?どういう事?
秋に咲く桜があることは知ってる。
でも今、どう考えてもこの周りには桜の木なんてどこにも無い。
それなのに舞う事と私の桜好きの何の関係があるっつーの?
言葉の意味がさっぱり分からないって顔をしてると、岡田は私の顔を覗き込んで
「恭は寺島が“桜が好き”って事をちゃんと覚えてるんだよ」
そう言って目を細めてフッと笑う。
―――確かに。
桜が私は凄く好き。
これは恭だけじゃなくて元ちゃんも好美も私の周りはみんな知ってる。
恭が生きてる時、春は毎日のように花見に行ったりしてた。
だから恭は私が桜好きって事は凄く知ってる。
だけど。
「覚えててくれてる事と、今ここに桜の木がどこにも無いのに桜が舞うのは何の関係が…?」
だって、本当にどっこにも桜の木が無いんだよ?
―――――えっ…?
思わず岡田の顔を見上げる。
私が桜が好きだから…?
え?どういう事?
秋に咲く桜があることは知ってる。
でも今、どう考えてもこの周りには桜の木なんてどこにも無い。
それなのに舞う事と私の桜好きの何の関係があるっつーの?
言葉の意味がさっぱり分からないって顔をしてると、岡田は私の顔を覗き込んで
「恭は寺島が“桜が好き”って事をちゃんと覚えてるんだよ」
そう言って目を細めてフッと笑う。
―――確かに。
桜が私は凄く好き。
これは恭だけじゃなくて元ちゃんも好美も私の周りはみんな知ってる。
恭が生きてる時、春は毎日のように花見に行ったりしてた。
だから恭は私が桜好きって事は凄く知ってる。
だけど。
「覚えててくれてる事と、今ここに桜の木がどこにも無いのに桜が舞うのは何の関係が…?」
だって、本当にどっこにも桜の木が無いんだよ?