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運命の誘惑

第6章 突然のカミングアウト

「何でって?」


私の隣りに座って恭の大好物、リアルゴールドを飲みながらニコリと笑う恭。



「だって、サッカー好きなのに。
恭の高校、サッカー結構強いみたいだし‥

学校終わってココで後輩達とサッカーするなら高校でサッカーした方が楽しいんじゃないの?」



「うーん‥。


サッカーは好きだけど、サッカー部には入んない。」



「だから、何で?」


「害虫駆除しなきゃなんないから!」



はい?



「害虫駆除??」



「愛結に近付く悪い虫を退治しなきゃなんないから!


それに、俺こうしてサッカーしてるの好きだし。

何より愛結の走ってる姿見るの好きだし。

だから俺はココでサッカーして愛結を堪能すんの」




そう言って恭は優しく微笑んだ。





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