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運命の誘惑

第6章 突然のカミングアウト

「ちょっと、何すんのよ!!」


「んな、似合わないモン吸ってたって彼氏、戻って来ねーよ?」




なっ‥‥!!





岡田の言葉に怒りが噴き上げる。



何でこの人は‥‥!


人の心にズカズカと土足で踏込んで来て好き勝手‥‥!!


マジで何なの!!?




「何でアンタにそんな事言われなきゃなんないの!??

ほっといてよ!!」




‥戻って来ない事なんか知ってる。


こんな事しても恭は傍に居ない事なんて知ってる!




…だけど‥っっ





「こうしてなきゃ恭が感じれないんだから仕方ないでしょ!?

似合わなくたっていい。

恭が感じれたら何だっていいんだからほっといてよ!!!」



岡田の手から携帯灰皿を奪い取って上着の内ポケットから煙草を取り出して火を点ける。




「ほっとけない」




けど、その煙草もまたもや岡田にスッと奪れる。












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