狂愛彼氏。
第1章 波乱の幕開け
彼氏があまりにも弱々しくて
いつも自分が守ってあげなきゃ
いけなかったこと。
女子と普通にベタベタしてるのを見て幻滅したこと。
キスさえ彼氏はしてくれなかったこと。
優しく抱き締めてもくれなかったこと。
なんでも人任せにしてきて
疲れてしまったこと。
龍來は親身になって、相づちをうちながら真面目に聞いてくれる
から私の口も止まらなくなってしまった。
全部話し終わったとき。
私は龍來の甘い香りに包まれていた。
暑さのせいか、龍來の身体は
燃えるように熱かった。