テキストサイズ

厨二病男子の痛い話。

第9章 ホモに告白された話


『ペットボトルどうだった?(笑)』


ペットボトル?
あっ、もらったやつか


『今冷蔵庫にありますよwww
市村さん、欲しかったんですか?ww』


『そんなんじゃねーよー(笑)
あのさ、俺バイトやめるんだわー』


『そうなんですか?いきなりですね』


『違うとこでかけもちしてたからなw
そっちのが時給いいし、そっちで働くわ』


『マジっすか…まぁ、頑張ってください』


『おう(笑)それでさ、俺お前の事好きなんだわ(笑)』


このメールが来て、どうやって返信していいか分からず、いったん携帯を閉じて、風呂に入った。


上がった時にはすごいメール件数。


『なあ』『メール見た?』『もしかして引いた?』『今どこ?』『おい野良犬』

とか、短文でかなり来ていた。


『すいません、俺彼女います』

って嘘ついた。


『誰?』


『市村さんが知らない人ですよ』


『俺が男だからキモいって思ってんだろ?引いたんだろ?』


『違いますよ、別に引いてませんよ』


引きましたが。


『じゃあ会って抱かせて』


『何言ってるんですか』


『やっぱ引いてんだろ』


『引いてても引いてなくてもそういう話になるのはおかしいですよね』


なんか市村さんがメンヘラ化してて正直めんどくさかった。


『悪い』


『いいですけどw
すいません、メアド消しますね』


とだけ書いて、メアドを消した。


そっからは無視し続けてもう連絡を取っていない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ