従わない奴隷
第7章 30代、レイコ
「適当に座ってちょうだい」
「ちょっ、レイコ
お前、これ・・・」
「あ~、ちょっと
散らかってて
ごめんなさいね」
「いや~
散らかってるっつーか
なんつーか・・・・」
レイコが泊まっている
超絶高級な部屋は
レイコが買ってきた
ブランド品の袋で
ごった返していた
その袋には
買ったものが
そのまま・・・
買うという行為だけで
使うという行為は
なされてないようだった
「なんだよ、これ・・・」
「・・?
なんだろ(笑)
中身なんて
忘れちゃったわ」
「忘れたから
今日も買ったのかよ」
「あはは(笑)
何を買ったか忘れたから
買ったのかって?(笑)
そんなの
はじめて言われたわ」
病気だと思った
買い物をすることで
ストレスを
発散させるとか
買い物しないと
落ち着かないとか
そーゆー・・・
なんか
病気だと思った
買ったものになんか
レイコは
興味ねぇ
そう思ったんだ