従わない奴隷
第7章 30代、レイコ
「みんな
誰もみんな
優しいわ
レイコ様
レイコ様って・・・
あたしが我儘言っても
かしこまりましたって
頭を下げて
あなたみたいに
逆らったりしない
いつでも
いつでも
頭を下げて
あたしの
あたしの目なんて
みないのよ」
「でも
旦那は優しいんだろ?」
「・・・・・」
「どんな風に
優しいんだよ」
「欲しいものは
なんでも
買ってくれるわ」
「それから?」
「ここだって
ココにしばらく居たいって
言ったら
いいよって」
「それから?」
「・・・・
それからそれからって
なによ・・・」
「ものじゃなくてさ
お前が欲しいものは
金じゃねえだろ?
目を
見てくれんのかよ
旦那はさぁ」
誰もみんな
優しいわ
レイコ様
レイコ様って・・・
あたしが我儘言っても
かしこまりましたって
頭を下げて
あなたみたいに
逆らったりしない
いつでも
いつでも
頭を下げて
あたしの
あたしの目なんて
みないのよ」
「でも
旦那は優しいんだろ?」
「・・・・・」
「どんな風に
優しいんだよ」
「欲しいものは
なんでも
買ってくれるわ」
「それから?」
「ここだって
ココにしばらく居たいって
言ったら
いいよって」
「それから?」
「・・・・
それからそれからって
なによ・・・」
「ものじゃなくてさ
お前が欲しいものは
金じゃねえだろ?
目を
見てくれんのかよ
旦那はさぁ」