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従わない奴隷

第15章 俺と仕事

あたりは
段々と暗くなりはじめ

移動してる途中も

街のあちこちに
イルミネーションが
輝きはじめた




途中

2人で
熱いコーヒーを買って


寄り添って
歩いた



ユウリは
なんだか
無口になっていたけど

あんま
気にせず

俺はどんどん
歩いた




「もうすぐ
着くからな」



「はい」




そこは
バーの客に
聞いておいた
場所



大きなツリーと
周囲の木々に
イルミネーションが
飾られて
すっげぇ人気のスポット


でも
そのスポットを


少し離れた場所から
見るという



穴場だ。



人気のスポットは
人が多くて

近くに行けば
ゆっくりなんて
見られないから


少し離れた場所から
ベンチに座って
見られるって
最高の場所らしい



誰もいないし。




「あ、あれあれ
あのベンチだ」




「あそこ・・・ですか?」




不思議そうな
ユウリを
手を引いて
ベンチに誘った



そして

ユウリは
ベンチに座った途端




「わぁ・・・」




と言ったまま




黙りこくった











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