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猫科男子との生活 。

第4章 猫にもいろんなタイプがあるのです。






有彩「おはよ! 課題、やった?」


友達である有彩が話しかけてくる。


漣「うん、同居人に教えてもらってだけど…」


こんな私のような凡人が学園の王子様である猫と付き合っていることがしれたら…背筋が寒い



まぁ、話を出さなければなんとかなっていたろうが私の数々の失言により「あ、こいつひとり暮らしじゃないな」と思われてしまったためこんな"設定"なのだ




漣「…あの子また寝てるの?」



有彩「あ、夢斗くん?いつもだもんねw」



机ですやすやと睡眠中な学園のもう一人の王子様である夕凪 夢斗くん




有彩「話したいけど接点ないからなぁ」




琉月「あ、てか、有彩ちゃん今日どの席? 隣に座る←」


有彩「あのね、今日思ったように席取れなくて…」










まさかの夢斗くんの前ですか…








漣「いいじゃん、座ろ」







有彩「漣とならどこでも!!」






そのとき。



後ろの席の伏せられていた夢斗くんの顔が上がった






……っ







整った顔立ち、眠そうな目







そうこれが。


我が大学のツートップのイケメン




夕凪 夢斗、なのだ。

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