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猫科男子との生活 。

第6章 猫科男子の鉢合わせに気をつけましょう。





……うん、あそこでばっさり断ればよかったのに私のアホ



夢斗くんに途中までだが帰宅中だ




漣「こ、こでいいよ?」



これ以上行くと危ない



夢斗「いや、家まで送ってく…、暗いし」


と、一瞬上を見上げまた私の方を向く




うん、確かに暗い



だが、これ以上行くと琉月との落合場所"いつもの場所"がある


鉢合わせなどするとただではすまなそうなのだ






漣「で、でも…」






夢斗「…そんなに俺のこと嫌いかな?」





絶妙な表情をされグッと何も言えなくなる





夢斗「こっちだよね、誰かと待ち合わせ?理系学科?」



と、グイッと手を引かれ先程説明した自宅方面へと歩き出す夢斗くん





少し歩き出せば、朝あんなことをした…琉月との待ち合わせ場所




琉月「…漣! …………ぇ…?」





わたし達の足音に気づいたのか私たちのほうを見る。


いつもならば笑顔で迎えてくれるのだが今は夢斗くんの顔をずっと険しげな表情で見ている




oh…^p^





待って待って待って、ここで私が微妙な表情をしたら…





夢斗「え? 琉月さんと知り合い…なの?」



え? 琉月さん…って




琉月「…そうだよ? 知り合いよりももっと"深い関係"」



夢斗「…」




どうやら、この二人は知り合いのようだ−−−−…







そして、琉月に手を握られ振り返る暇もないような速度ですたすた進んでいく





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