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猫科男子との生活 。

第11章 A,2匹同時は至難の業ですが…





琉月「いい? 今回の同居は

【俺だけの彼女】がお前のために【何度も何度も】頭を下げてくるから

【仕方なく】住まいが見つかるまでの間だけ住まわせるけど

もしも、夢斗くん不祥事があったり、【漣に手を出したりしたら】容赦なく出てってもらうから」



漣「琉月…」


\こんの鬼畜ドS眼鏡が/


なんて心の中で呟きながら夢斗を見る



すると、手を震えさせながら泣いていた



漣「だ、大丈夫…?」



夢斗「違う、の…

嬉し、くて…


安心、しちゃって、…」




夢斗「きっと…迷惑しかかけないけど…っ

住まいが見つかるまでの間…宜しくお願いします…っ!!」




ポロッと頬に夢斗の涙がこぼれ落ちるのを見るとさすがの琉月も何も言えなくなってしまっていた






~~



琉月「…で? どう落とし前つけてくれるの?


まさかただで済むとは思ってないよね… ?」



ベッドのマットに手首をグッと押し付けられながら琉月を見上げるかたちになっている


それよりやばいのは


隣ですやすやと寝息をたてている


夢斗のこと。





琉月「そう、だから、声、出しちゃダメだよ?」



漣「…ちょっまって…!?」





琉月「待たない。」




本当の本当の彼、嫉妬深くて甘い猫




私に忠告をするようにクスッと笑う小悪魔な猫




そうするといきなり口を塞がれ口いっぱいに琉月の感覚が広がる



「…ハッ//」




私じゃなく、琉月がそんな顔なんてよほど余裕がないんだ



苦しそうな赤い顔に潤んだ目







そして最後の言葉




















琉月「もしも、漣が俺だけの漣じゃなくなったとしても…

俺はずっと漣のモノだから…っ」












あなたはこの気まぐれな猫




バランスよく飼えますか−−…









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