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猫科男子との生活 。

第12章 猫の好物は飼い主ですから。




漣「琉月、今日−−」


琉月「今日も遅くなりそう。予定が。」


漣「そ、わかった」



予定がなんなのかがわからないが←




コイツの予定というと大抵は夕飯前には帰ってくる





漣「夢斗は…」




夢斗「午前の授業には出れそうにない…、荷物取りに行かなきゃ…だから…」

トースターを口に含みながら淡々と自分の状況を話す


琉月の服は大きくさっきからずっと袖を直している






漣「どこにいるの?」




夢斗「駅前のネットカフェ…、一ヶ月くらい連続でとってたから…追い出されそうになった」



\そりゃな。/




~~



漣「夢斗大丈夫? 手伝うよ−−」





琉月「そうしてもらいな、病み上がりだし」



珍しく琉月が推奨してくれた。
が、眼鏡の奥の本音は見えない





夢斗「じゃあ…」




シン、となる





夢斗「お言葉に甘えさせていただきます−−…

丁度、漣とも進行を深めなきゃ暮らしていけないって思えたんです」



−−…微笑みあってるのか睨み合ってるのか…



漣「ご、ご飯なにがいい?!」



空気を壊せる話題が思い出せなかったが、琉月は乗ってくれたように笑ってくれた




琉月「なんでもi…「俺は」」



遮るように琉月の言葉を切る、夢斗




そして、ぐいっと寄せ





夢斗「俺は…漣が食べたいな…?」

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