【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第1章 嫉妬
私はメイドさんに
自分が普段使っているドーランを
バスルームに持ってきて貰った。
首筋に付いた痣の上に少量のドーランを塗ると
痣は近くで見ないとわからないほどに
消えていく。
(これなら大丈夫だよね…)
メイドさんにお礼を言うと
私は部屋へと戻る為
バスルームを後にした。
部屋に戻ると
ユーリがお茶を入れてくれた。
椅子に腰掛け、
カモミールの香りがするお茶に
そっと口を付ける。
「今日は疲れたでしょ。
早く身体を休めてね」
『うん。ありがとう、ユーリ』
お茶を飲み干し、
カップをソーサーの上に置くと、
テーブルからカップを片付けようと
ユーリが近付いてきた。
ソーサーを持とうとして、
ふと何かに気付いたように手を止め、
私の方を見る。
「…今日は香油を付けてないんだね」
『あ……』
首筋に付いたキスマークの事で
頭がいっぱいになってしまい、
香油を付けるのを忘れていた。
(確か…夜着のポケットに……)
ポケットの中を探り
香油の入ったボトルを取り出した。
「付けるの忘れちゃったの?
じゃあ俺が付けてあげるよ」
そう言ってユーリは私の手から
香油のボトルを掴むと、
自分の手のひらに少量の香油を
取り出した。
そして取り出した香油を指で絡めとり
私の首筋にそっと触れた。
『……っ』
ユーリの指の感触に
私の身体がビクッと震える。
そのままゆっくりと首筋を撫でられ
私の口から思わず吐息が
こぼれそうになった。
(…っ…やっぱり恥ずかしいかも…)
『ユーリ…もう…』
大丈夫だよ…と
声を掛けようとすると、
遮るようにユーリが口を開いた。
「キスマーク、どうして隠したの?」
ユーリの口から出た予想外の言葉に
私の身体は一瞬にして硬直した。
自分が普段使っているドーランを
バスルームに持ってきて貰った。
首筋に付いた痣の上に少量のドーランを塗ると
痣は近くで見ないとわからないほどに
消えていく。
(これなら大丈夫だよね…)
メイドさんにお礼を言うと
私は部屋へと戻る為
バスルームを後にした。
部屋に戻ると
ユーリがお茶を入れてくれた。
椅子に腰掛け、
カモミールの香りがするお茶に
そっと口を付ける。
「今日は疲れたでしょ。
早く身体を休めてね」
『うん。ありがとう、ユーリ』
お茶を飲み干し、
カップをソーサーの上に置くと、
テーブルからカップを片付けようと
ユーリが近付いてきた。
ソーサーを持とうとして、
ふと何かに気付いたように手を止め、
私の方を見る。
「…今日は香油を付けてないんだね」
『あ……』
首筋に付いたキスマークの事で
頭がいっぱいになってしまい、
香油を付けるのを忘れていた。
(確か…夜着のポケットに……)
ポケットの中を探り
香油の入ったボトルを取り出した。
「付けるの忘れちゃったの?
じゃあ俺が付けてあげるよ」
そう言ってユーリは私の手から
香油のボトルを掴むと、
自分の手のひらに少量の香油を
取り出した。
そして取り出した香油を指で絡めとり
私の首筋にそっと触れた。
『……っ』
ユーリの指の感触に
私の身体がビクッと震える。
そのままゆっくりと首筋を撫でられ
私の口から思わず吐息が
こぼれそうになった。
(…っ…やっぱり恥ずかしいかも…)
『ユーリ…もう…』
大丈夫だよ…と
声を掛けようとすると、
遮るようにユーリが口を開いた。
「キスマーク、どうして隠したの?」
ユーリの口から出た予想外の言葉に
私の身体は一瞬にして硬直した。