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【夢小説】イケメン王宮 ユーリ

第2章 葛藤

窓から差し込む陽の光が眩しい。

ベッドで目覚めたユーリは
おもむろに上半身を起こすと
あくびをひとつ落とした。


(ちょっと眠いな……)


昨夜眠りについたのは
何時頃だったろう。

ベッドに横たわったのは
深夜前だったはずだが……


ここ数日間、眠れない夜が続いている。


(こんなに眠れない夜が続いたのは
はじめてかな……)


ベッドから降りると、
さらした素肌にワイシャツを羽織る。

少しひんやりとする感覚が妙に心地よい。

ボトムスと上着を身に付け、
鏡の前に立つと首もとにタイを付けた。


もう何度目だろう……

プリンセスの執事として
この姿になるのは……


鏡の前の自分を見て口元を綻ばせると
ユーリは月花の部屋へと向かうため
自身の部屋を後にした。

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