【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第1章 嫉妬
そして週末…
ウィスタリア城で開かれる
ダンスパーティに出る為、
私は朝からドレスの試着をしていた。
試着したのは、
胸元が大きく開いたピンク色の
シルクのドレスだった。
『このドレス…
胸元が見えすぎじゃないかな…?』
ドレスを着せてくれるメイドさんに
たずねてみる。
「このドレスは今日の日の為に
特別に作ったドレスだと
ジル様より伺っております。
是非御召し下さいませ」
メイドさんがにっこりと
私に微笑みかけ答えてくれる。
そして、ブラシで私の髪を
とかそうとした。
すると…
「待って。それは俺がやるよ。
いいよね?月花様」
部屋の隅で壁にもたれかけながら
事の成り行きを見ていたユーリが
にっこりと笑って声をかけてきた。