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【夢小説】イケメン王宮 ユーリ

第3章 告白

引き寄せられた反動で
私の身体はユーリを地面へ
押し倒してしまっていた。

ユーリに覆い被さった状態に
私の顔は火が出そうなくらい熱くなる。


『ごっごめんっ///』


慌てて体を離そうとすると
地面に背を付けたままのユーリが
私の身体をそっと抱き寄せた。


(あ……)


私の頬がユーリの胸元にあたり、
ユーリの心臓の音が
トクントクンときこえてくる。

その音に耳を奪われていると、
頭上からユーリの少し低い声が響いてきた。


「……俺を追いかけてきたの?」


『……そう…だよ』


「こんな無防備な格好で?」


ユーリは大きくため息をつくと、
私の身体を離して
地面から自身の身体を起こした。

そして、ジャケットを脱ぐと
私へ羽織らせた。


「そんな薄着だと風邪引いちゃうよ」


『でも……ユーリが寒いでしょ?』


「俺はへーき。
月花様に看病してもらって
すっかり元気になったしね」


にこっと微笑むユーリに
私は僅かに顔を赤らめる。


『けど……』


それでも躊躇していると
ユーリが私を覗きこむようにして
顔を近付けてきた。

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