【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第3章 告白
ユーリに手を引かれ
丘の上を歩いていくと
夜空に煌めく満天の星々が
目に飛び込んできた。
『綺麗……』
ひらけたその場所からは
いまにも降り注ぐように
星々が光り輝いている。
「でしょ?
ここは星が綺麗に見える場所なんだ」
私を見下ろしてユーリがにこっと笑う。
(お城の近くにこんな場所があったなんて
知らなかったな…)
じっと夜空を見つめるユーリに
私は尋ねてみる。
『もしかして…星を見に来たの?』
「うん」
懐かしむように夜空を見つめる
ユーリの姿に
私の胸の奥が急にざわめいてくる。
(なんだろう…この不安…)
『ユーリ…?』
私はたまらずユーリの名前を呼んだ。
「ここから見える星は
シュタイン城から見える星と
すごく似てるから」
“シュタイン”の言葉に反応するように
私の肩がピクリと震える。
(ユーリは…もしかして……)
胸元に手を添え
その手をぎゅっと握り締めると
声を絞り出すようにして
ユーリへ尋ねた。
『……シュタインへ…帰りたい?』
丘の上を歩いていくと
夜空に煌めく満天の星々が
目に飛び込んできた。
『綺麗……』
ひらけたその場所からは
いまにも降り注ぐように
星々が光り輝いている。
「でしょ?
ここは星が綺麗に見える場所なんだ」
私を見下ろしてユーリがにこっと笑う。
(お城の近くにこんな場所があったなんて
知らなかったな…)
じっと夜空を見つめるユーリに
私は尋ねてみる。
『もしかして…星を見に来たの?』
「うん」
懐かしむように夜空を見つめる
ユーリの姿に
私の胸の奥が急にざわめいてくる。
(なんだろう…この不安…)
『ユーリ…?』
私はたまらずユーリの名前を呼んだ。
「ここから見える星は
シュタイン城から見える星と
すごく似てるから」
“シュタイン”の言葉に反応するように
私の肩がピクリと震える。
(ユーリは…もしかして……)
胸元に手を添え
その手をぎゅっと握り締めると
声を絞り出すようにして
ユーリへ尋ねた。
『……シュタインへ…帰りたい?』