【夢小説】イケメン王宮 ユーリ
第3章 告白
「月花様は恋人じゃない人とキス出来る?」
じっと見つめてくるユーリに
私は顔を横に振り答えた。
『……出来ない…よ』
「俺もだよ。
月花様のことが恋人として好きだから、
キスしたの」
ユーリはにこっと笑うと
再び夜空へと視線を向けた。
「この場所に来たのはね、
自分の気持ちを確認したくて来たんだ」
『確認…?』
「うん。
俺が一番望んでいる事は何かってこと。
……ずっと迷っていたから」
ユーリの言葉の真意がわからず
私は首を傾げた。
「シュタインに戻りたいのか、
それとも、月花様の側にいたいのか」
ユーリの真剣な言葉に
私の胸の鼓動が
再び大きくなっていく。
「ここで月花様と星を見て確信したよ。
俺は、これからもずっと月花様の側にいたい」