テキストサイズ

【夢小説】イケメン王宮 ユーリ

第1章 嫉妬

「またお会いできて光栄です、
プリンセス」


ブラムは月花の傍に近寄り、
うやうやしく頭を下げた。


『…こちらこそ』


ブラムはハワード公爵家に次ぐ
名門貴族の一つ
ブロワ侯爵家の子息だった。

月花は公務で一度、
ブラムと会ったことがあった。

自分と歳が近いこともあり、
話が弾んだのを覚えている。



「誰と踊るか迷っておられるのですか?
では是非私と踊って下さい。
優しくエスコートして差し上げますよ」


軽くウインクをするブラムに
一瞬躊躇した月花だったが……


(前にもお会いしたことあるし、
折角だからブラム様と踊ろうかな…)


『…はい』


差し出されたブラムの手の上に
そっと手を置いた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ