ツインズ・ラブ
第11章 すれ違う想い(Side葉月)
「まずは落ち着いて、状況を説明してくれないか」
それから五木の説明を聞いた。
「つまり・・・・。鈴木エージェンシーと出演金額の交渉で上手くいっていないということか」
今回のイベントでは、智則の兄が経営するSIBAプロダクションから今注目を浴びているアイドルユニット『GIGA』と鈴木エージェンシーからモデル出身の『武田沙也加』の2組が司会を務めることになっていた。
もう既にポスターにもその2組の名前を入れて宣伝している。この土壇場での降板は避けたい。
「はい」
神妙な顔つきで2人は頷いた。
「わかったよ。あとは僕が何とかするから、まずは今までの経緯について、順を追って説明してくれないか」
司は、神妙な顔で言った。
それから五木の説明を聞いた。
「つまり・・・・。鈴木エージェンシーと出演金額の交渉で上手くいっていないということか」
今回のイベントでは、智則の兄が経営するSIBAプロダクションから今注目を浴びているアイドルユニット『GIGA』と鈴木エージェンシーからモデル出身の『武田沙也加』の2組が司会を務めることになっていた。
もう既にポスターにもその2組の名前を入れて宣伝している。この土壇場での降板は避けたい。
「はい」
神妙な顔つきで2人は頷いた。
「わかったよ。あとは僕が何とかするから、まずは今までの経緯について、順を追って説明してくれないか」
司は、神妙な顔で言った。