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ツインズ・ラブ

第12章  解決策と対応(Side葉月)

 その日の夜。
 俺は早めに入浴を済ませ、司がお風呂から上がってくるのを待っていた。
 どう切り出そうかな。
 そのことで頭がいっぱいで、時間が経つのが早く感じた。

 しばらくすると、お風呂上がりで湯あたりしたのか、頬が紅潮した司がタオルで髪を拭きながら、バスルームから出てきた。
「あれ、葉月。起きてたの?先に寝てていいよって言ったのに」
「やることがあるんだ」
 そう言いながら、司を見つめる。司の真っ白な肌に紅潮した頬が愛らしい。
「ふうーん」
 言いながら、司はキョロキョロと視線を動かしながら、部屋のあちこちを歩いた。どうやら、ドライヤーを探しているようだった。
「司」
 俺がドライヤーを手にとって、見せると、ぱぁっと司が嬉しそうな顔をする。
「あ、探してたんだ。ありがとう。葉月」
「手伝ってやってやろうか?」
「いいよ、子どもじゃないし。自分でするから」

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