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ツインズ・ラブ

第12章  解決策と対応(Side葉月)

 ゆっくり丁寧に司の髪を乾かしていく。ふわりと浮くサラサラの髪がとても触り心地が良い。
 細く、滑らかな肌。キスをしたくなるほど、色っぽい綺麗なうなじ。髪からにおってくるシャンプーの香りもたまらない。
 後ろから襲ってしまいそうになる・・・・。
 司への仕置きのつもりが俺への我慢大会になってるよ・・な。
 元気になっていく息子をいさめながら、作業を進めた。

 あまりもの誘惑に思わず、無言で作業に没頭する。
「葉月」
 そんな状態の俺に、司が話しかけてくる。
「今日は本当にありがとう。葉月が意見を言ってくれて、本当に助かったよ」
 わざわざ顔を半分後ろに向けながら、お礼を言ってくれる司。その笑顔が愛おしい。
 その顔を見ただけでいらいらが吹き飛んでいく。
 惚れた弱みか・・・・。
「いつでも、頼れよ。司が頼ってくれるのが、嬉しいんだから」
「ありがとう、葉月」

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