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ツインズ・ラブ

第13章  LikeとLoveの境目(Side司)

「少しは自覚してくれないと、心配が絶えないから」
 真剣な顔で言う神田君に苦笑しながら、僕は答える。
「そんな心配、杞憂だと思うけど。そんなに神田君が言うのなら、一緒に帰ろうか」
 神田君は何か言いたそうだったが、それを言うのをやめて、ため息をついた。
「時間がないんだろ。まずは片付けようか」
「うん、そうだね」
 それから僕たちは2人で協力して、作業途中の原稿を片付けたり、パソコンをシャットダウンさせたりして帰宅の準備を行った。


 10分後。
 僕は寮の前に止まっているリムジンに乗り込んだ。
「ごめん、待たせたね」
 そう言って、後部座席に乗り込む。すると、既に後部座席には人が乗っていた。

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