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ツインズ・ラブ

第14章  嫌な予感(Side葉月)

 1人で悶々と考えていると、のんきな表情で司がバスルームから出てきた。
「あがったよ」
 濡れた髪を拭きながら、笑顔でそんなことを言う。
 来い来い。
 ベット脇に座って、司を手招きすると、そのまま警戒した様子もなく、笑顔で司が近寄ってきた。
「何?」
 そう言った司の右手をつかみ、強引に自分のほうへ引っ張る。

 ポスッ

 ベットの上に転がった司が起き上がろうとした瞬間、強引に口づけた。
 くちゅ・・くちゅ。
 舌をいれて、司の口腔を犯す。
「はづき・・・」
「続きは夜って言っただろ?」
「でも、兄弟でこんなのダメだよ」
「兄弟じゃなかったら?だって、俺たち、似てないし」
 血が繋がっていないとしたら?
 どうなったんだろう。
 そう考えた司の隙を俺は見逃さなかった。

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