ツインズ・ラブ
第16章 未知の世界(Side 司)
そう言った途端、僕は後ろから葉月に抱きしめられた。
「ごめん、司」
僕のお尻付近に葉月のがあたる。それは全く衰えていない。
謝られているのに、少し白々しく聞こえて、僕は何も言わなかった。
「こっち向いてくれる?」
さすがにこの狭いバスルームでは、僕の身体を反転させられないようだ。
でも、素直になれない。
「頼むよ、司」
もう一度葉月が言う。
「俺が過去に不誠実なことをしていたことは確かだけど、司への気持ちに嘘偽りはない」
「じゃあ、なんで・・・」
あれが元気な理由を聞こうと思ったが、恥ずかしすぎて、途中で口ごもる。
「なんで、何?」
うながされても、なかなか言えない。
「頼むから、司。言ってくれよ。やっと、司と思いが通じたと思ったのに、こんなことで喧嘩したくない」
さっきまで元気がよかった葉月のものの感触がしゅんとしぼんでいた。
僕もこんなことで葉月とケンカしたくない・・・。
恥ずかしいのを我慢して、僕はバスタブの中で立ち上がる。立ちくらみしそうになる身体を踏ん張って、反転させ、また葉月の上に座った。正面から葉月と向き合う形になる。
「ごめん、司」
僕のお尻付近に葉月のがあたる。それは全く衰えていない。
謝られているのに、少し白々しく聞こえて、僕は何も言わなかった。
「こっち向いてくれる?」
さすがにこの狭いバスルームでは、僕の身体を反転させられないようだ。
でも、素直になれない。
「頼むよ、司」
もう一度葉月が言う。
「俺が過去に不誠実なことをしていたことは確かだけど、司への気持ちに嘘偽りはない」
「じゃあ、なんで・・・」
あれが元気な理由を聞こうと思ったが、恥ずかしすぎて、途中で口ごもる。
「なんで、何?」
うながされても、なかなか言えない。
「頼むから、司。言ってくれよ。やっと、司と思いが通じたと思ったのに、こんなことで喧嘩したくない」
さっきまで元気がよかった葉月のものの感触がしゅんとしぼんでいた。
僕もこんなことで葉月とケンカしたくない・・・。
恥ずかしいのを我慢して、僕はバスタブの中で立ち上がる。立ちくらみしそうになる身体を踏ん張って、反転させ、また葉月の上に座った。正面から葉月と向き合う形になる。