テキストサイズ

ツインズ・ラブ

第16章  未知の世界(Side 司)

「僕も・・・葉月とケンカしたくない」
 下を向きながら、やっとその言葉をつなぐ。葉月の視線が痛い。じっと見つめているのがわかる。
「・・・・・・」
 それに葉月のがまた元気になっていっている。
「仲直りの、ね?」
 そう言われたが、このまま流されるのは嫌だった。
 首を振りながら、嫌だと示すと、葉月は困ったような声で言った。
「じゃあ、1分だけ我慢して。司の後ろだけ、綺麗にするから」
 そう言うと、僕の返事を待たずに僕のお尻に手をかけた。すっとスムーズに入った指が僕のお尻の中をかき回す。
「いやっ」
 一瞬だけ、とても感じるポイントを触られて、声がでる。
 その時、僕の中から液体がでるような感覚があった。葉月が出した精液が葉月の指で外に出てきたのだと思う。
「終了!」
 葉月は明るくいうと、僕の身体の腰付近を触る。
「立って」
 微笑みながらいうと、僕がバスタブから立ち上がるのをサポートしてくれた。
「そのまま、お風呂から出ようね」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ