テキストサイズ

ツインズ・ラブ

第4章  転校生来校(Side司)

 その日の放課後。
 例のごとく、田中先生に僕は呼び出された。
 呼び出された面談室へ行くと、そこには神田君が待っていた。
「あぁ、忙しいところ悪いな、司」
 いつものことだけど、全く悪いと思っていない様子の田中先生。
 その横には、無言で僕を睨む神田君。ああ・・・居心地が悪い。
「神田には説明しておいたから」
 ああ、例の監視のことですね。
 目線でそのことを田中先生に訴えると、田中先生は頷き、
「それと生徒会長補佐として、生徒会役員の一員になってもらうことも話しておいたから」
 生徒会長補佐?
 何の話?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ