ツインズ・ラブ
第20章 揺れる想い(Side神田)
今日の授業では、1時間の中で5回も答えを書き間違ったし。それに、何よりも笑った姿を最近全く見ていない。
「心配?」
生徒会庶務でクラスメイトの遠山忍(とおやましのぶ)が声をかけてきた。
最近、司が学校にきていないこともあり、同じクラスである遠山と行動をともにすることが増えている。気が合うってほどでもないが、ほどよい距離感で接してくれる遠山は、一緒にいて気楽なのだ。
「そりゃ、心配だよ。今日だって、授業中に5回もミスしていたし・・・」
「田中先生もだけど、司のことだよ」
何となく、遠山は俺が司の事を隙なのを気がついていたらしい。俺の行動を見ていたら、そんなこと、バレバレらしかった。
本人には全く自覚はないのだけど。
「そんなに気になるなら、見舞いに行ってくれば」
そう言われて、思わず、
「そうだな」
と言っていた。
「心配?」
生徒会庶務でクラスメイトの遠山忍(とおやましのぶ)が声をかけてきた。
最近、司が学校にきていないこともあり、同じクラスである遠山と行動をともにすることが増えている。気が合うってほどでもないが、ほどよい距離感で接してくれる遠山は、一緒にいて気楽なのだ。
「そりゃ、心配だよ。今日だって、授業中に5回もミスしていたし・・・」
「田中先生もだけど、司のことだよ」
何となく、遠山は俺が司の事を隙なのを気がついていたらしい。俺の行動を見ていたら、そんなこと、バレバレらしかった。
本人には全く自覚はないのだけど。
「そんなに気になるなら、見舞いに行ってくれば」
そう言われて、思わず、
「そうだな」
と言っていた。